うとう峠を巡る

善知鳥峠...まず読み方がわからなかった。

先日日本昔ばなしの「うとう峠」という話を観た。なんだか切ない話だった。

猟師が北国の浜辺で珍しい鳥の雛を捕らえ、息子を伴い、都に売りに行った。
親鳥はわが子を取り戻そうと「ウトウ、ウトウ」と鳴き、猟師の後を追い続けた。
やがて猟師親子は険しい峠道に差し掛かり、さらに激しい吹雪に見舞われた。
吹雪のなか無理に峠を越えようとする猟師に、親鳥もなお追い続ける。地元の村人たちには吹雪の中ずっと「ウトウ、ウトウ」と鳴き続ける鳥の声が響いたという。
やがて猟師は激しい吹雪のなか力尽き、峠を越えること叶わず、その地に果てた。
吹雪の収まったあと村人たちが峠に出ると、泣きじゃくる息子とわが子をかばように覆って死んだ猟師の姿があった。
またすぐ脇には、同じように鳴き続ける雛鳥と子をかばうように覆って死んだ親鳥の姿もあった。
どちらも、命を賭してわが子を吹雪から守ったのであった。
村人たちはその鳥が善知鳥(ウトウ)であると知って猟師とともに手厚く弔い、その地を「善知鳥峠」と呼ぶようになったという。

出典:善知鳥峠 - Wikipedia

 

気になったので行ってみた。塩尻駅から小野駅に向かう途中の道にある。

 

ついた。晴れていた。

 

善知鳥峠の説明があった。「うとう」は東国(近畿以東の諸国のことらしい)の方言で、山ひだをぬうような地形を指すらしい。

ふむふむ「善知鳥」は東北のほうにやってくる渡り鳥の意味らしい。

うむむ、なんだか「うとう峠」という地名をもとに伝説が生まれた感じがする。

塩尻は太平洋と日本海分水嶺、さまざまな人が来たのだと思う。東北から来た旅人が善知鳥峠の名前を見て伝説が作られていったりしたのだろうか

 

公園内には分水嶺がありました。水がきれいだった。湧き水なのだろうか

 

 

それはそれとして。

隣にあったHな自販機。何台か設置されていた。本とかDVDとか売っていたら買おうと思ったが大人のオモチャしか置いておらず、買わなかった。買う人はいるのだろうか...